ビジネスの場面で気持ちを伝えるのは難しいですね。そんな声をよく耳にします。
確かにビジネス上では、感情的な発言はご法度です。感情ではなく事実を的確に伝え、うまく相手を「説得」することが必要になる場合も多々あります。そこでは、プレゼンテーションの技術とか交渉術が必要になってきます。
ここで、コミュニケーションの「情報」を縦軸に、「感情」を横軸に考えてみましょう。
ビジネスシーンにおいての交渉やプレゼン技術としてのコミュニケーション能力は、<情報軸が高く感情軸が低い>という領域になります。
反対に、<情報軸が低く感情軸が高い>という領域は、「呑みニケーション」、ビジネスでのアフター5の時間です。仕事上では言えない愚痴や文句を酒の席で発散する。あるいは、仕事上では厳しく叱ったとしても、お酒が入ると「実はお前のことは期待しているんだよ」などと本音を話す。
日本の組織は、これまで以上の二つの領域をうまく使い分けていました。仕事上では堅い話をしても、仕事の後では本音の話になるということで、サラリーマンは上手にストレス発散をしてきたわけです。
しかしながら、この、<情報軸が低く感情軸が高い>アフター5の呑みニケーションの領域を、若い世代は避けるようになってきました。アフター5は自分の時間。会社の呑み会につきあって上司の愚痴を聞かされることに「ノー」を言って自分のプライベートに使いたい、あるいは家族と一緒にいたいという若手スタッフの話は、ロールプレイでよく出てくるものです。
終身雇用制が崩壊し人材が流動化するに従って、仕事は仕事、プライベートはプライベートという意識がますます高まってきました。そうなると、仕事中の堅い話だけではなく、仕事中に本音の話をする必要が出てきています。
社内メールが発達し、お互いに顔を見ながら話をすることがぐっと少なくなってきました。しかし客観的な事実確認はメールでコミュニケートすることは可能でも、「自分はどう思っているのか」という本音の意見については、やはりフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが大事なのではないかと私は思うのです。
アサーティブコミュニケーションは、<情報軸も感情軸も高い>領域です。アフター5ではなく、ビフォア5で、本音を含めた話し合いができること。そんな職場の関係を作ることが、結果として風通しのいい組織を作る第一歩になるのではないでしょうか。
感情も含めた対話を
新年度が始まりました
4月といえば、NPO法人にとっては決算処理と総会に向けての準備の時期。3月末の〆日からこれまで、経理やら事業の処理やら会員登録の準備やらで、大忙しの日々を過ごしています。
それでも、今年は例年に比べてスムーズにことが進んでいます。さすがに3年目になりますと、私自身も処理の手続きのこつをのみ込めてきました。
さて、法人として3年目になると消費税がかかってきます。おかげさまで多少の利益が出た私たちにも、容赦なく消費税の波はやってくるもので、税理士さんの最終決算処理の租税公課の欄を見て、ちょっぴり驚きました。
事業を続けるというのは大変なことなのですね。
私たちは特定非営利活動法人であり、利益も大事ですがそれ以上に<ミッション(使命)>を追求して事業を行う団体です。同時に、アサーティブネスの専門家集団として、アサーティブネスの根本の理念と方法を、より多くの人に適切に伝えることをしなければなりません。
昨年度、私たちの様々な主催講座を通してアサーティブネスの実践に参加してくださった方は、延べ800名。その他、講演会や研修会などで、アサーティブネスという言葉に触れてくださった方は、5,000人を越えました。
<アサーティブネスを伝える>という社会的な責任の大きさを、つくづく感じているこの頃です。
今年度は、更なる「伝え手」のレベルアップを行うことを目標にしつつ、会員トレーナーの方々が自分の地域でアサーティブネスを伝えていく地道な活動を応援していきたいと考えています。
アサーティブネスの「伝え手」とは、アサーティブネスの実践者です。
アサーティブネスの内包する人間としての対等性や誠実さ、そして率直な向き合い方を実践している人が増えることで、より風通しのいい組織や家族関係、そして地域社会が生まれていくことを信じています。
それでも、今年は例年に比べてスムーズにことが進んでいます。さすがに3年目になりますと、私自身も処理の手続きのこつをのみ込めてきました。
さて、法人として3年目になると消費税がかかってきます。おかげさまで多少の利益が出た私たちにも、容赦なく消費税の波はやってくるもので、税理士さんの最終決算処理の租税公課の欄を見て、ちょっぴり驚きました。
事業を続けるというのは大変なことなのですね。
私たちは特定非営利活動法人であり、利益も大事ですがそれ以上に<ミッション(使命)>を追求して事業を行う団体です。同時に、アサーティブネスの専門家集団として、アサーティブネスの根本の理念と方法を、より多くの人に適切に伝えることをしなければなりません。
昨年度、私たちの様々な主催講座を通してアサーティブネスの実践に参加してくださった方は、延べ800名。その他、講演会や研修会などで、アサーティブネスという言葉に触れてくださった方は、5,000人を越えました。
<アサーティブネスを伝える>という社会的な責任の大きさを、つくづく感じているこの頃です。
今年度は、更なる「伝え手」のレベルアップを行うことを目標にしつつ、会員トレーナーの方々が自分の地域でアサーティブネスを伝えていく地道な活動を応援していきたいと考えています。
アサーティブネスの「伝え手」とは、アサーティブネスの実践者です。
アサーティブネスの内包する人間としての対等性や誠実さ、そして率直な向き合い方を実践している人が増えることで、より風通しのいい組織や家族関係、そして地域社会が生まれていくことを信じています。