今年も、アサーティブジャパンの事務所のある東京都国立市の桜が満開となりました。
何年かの海外在住の時期を除いて、学生時代からずっとここ国立市に滞在して、いったい今年で何年目になるでしょう。学生時代に親しんだ国立駅の赤い駅舎はもうなくなりましたが、駅の改札口から見える桜は、何度見ても息を呑むほど美しい風景です。
そんな桜の時期に、北海道の古い友人からお手紙をいただきました。
北海度の札幌市で、人工呼吸器をつけながら暮らすSさんのパートナーである、Yさんからでした。
SさんとYさんは、5年前にフィリピンから養子を迎えました。フィリピンから迎えた女の子は、1歳のとき実は私もフィリピンで会っています。ちょうどその頃、フィリピンのNGOを運営していた友人の頼みで、「その子に会ってきてほしい」と言われたのでした。
目がくりくりしてまだ赤ちゃんだった女の子は、Yさんが送ってくれた新聞記事(北海道新聞3月24日付)によると、もう今年小学校に入学する6歳となっていました。
そこには、「心で育てた養女、小学生に」とあり、愛情を持った一つの家族として、この5年間共に暮らしてきた3人の姿が描かれていました。
血縁だけではない家族があることは、私自身が10年ほど前に障害を持つ友人と一緒に暮らしながら、子育てをしていたときに痛感したことです。そんな家族もまたあって、それも一つの家族として十分なのだと、その頃からずっと思っています。
血のつながりもあるけれど、愛情をいっぱいに注ぎながら一日一日ベストを尽くして生きているYさん夫婦のことを思い出し、心がほんのり桜色に染まりました。
桜の季節は、出会いがあったり別れがあったり、人生の様々なストーリーに触れる時です。自分のこれまでの人生を振り返り、出会った人、別れた人の顔を思い出しながら、桜の花を見上げる春となりそうです。
桜の季節に思う
Aさん、ありがとう
去る2月20日のこと。私たちの団体の大切なトレーナーの会員の仲間が、5年半に渡る闘病生活の末に亡くなりました。
享年39歳でした。
今年の1月頃まで元気な声を聞いていたので、訃報を聞いたときはショックのあまりに頭が真っ白になりました。それからも何度かAさんのことを会員の方々と話すチャンスがありましたが、思い出すと今なお胸がしめつけられるような気がします。
Aさんと出会ったのは、10年くらい前のことでした。福岡の自治労による夏の研修で、アサーティブトレーニングを担当させていただいたとき、目をキラキラさせて皆と話をしている素敵な女性がいることに気づきました。
それが、Aさんでした。
研修が終わった後は、担当者と一緒に居酒屋に行き、そのとき初めてAさんが保健師であると同時に、地域の組合リーダーのまとめ役であることを知ったのです。
それから縁があって何度かお仕事を一緒にし、彼女はアサーティブネストレーナー養成講座に東京まで参加しに来てくれました。そこからアサーティブジャパンの会員としての長いおつき合いが始まりました。
その後、Aさんは治療の合間に子どもを産み、治療をしながら子育てを張り切ってやっていらっしゃったようでした。
彼女の写真を見ると今も涙が出そうになります。明るくて、面白くて、ひょうひょうとしていて、でも物事をいつも真剣に見つめていたAさん。人と人とをつないで結んで、ネットワークを作るのが上手でした。
私の身近な人間関係でも、がんを患っている人が何人かいます。手術しても、本当の闘いはそこから始まるのですよね。再発の恐怖と闘いながら、毎日を懸命に生きることをそばで一緒にやっていくことしか、今の私はできませんけれども。
Aさんのことがあってから、一日一日を大切に生きようと更に強く思うようになりました。今日一日を、本当に大切に生きること。悔いのないように過ごすこと。生きててよかったと思える一日にすること。
そんなことを、Aさんは教えてくれました。本当に、ありがとう。Aさん。
Aさんのご冥福を、心からお祈りしたいと思います。
享年39歳でした。
今年の1月頃まで元気な声を聞いていたので、訃報を聞いたときはショックのあまりに頭が真っ白になりました。それからも何度かAさんのことを会員の方々と話すチャンスがありましたが、思い出すと今なお胸がしめつけられるような気がします。
Aさんと出会ったのは、10年くらい前のことでした。福岡の自治労による夏の研修で、アサーティブトレーニングを担当させていただいたとき、目をキラキラさせて皆と話をしている素敵な女性がいることに気づきました。
それが、Aさんでした。
研修が終わった後は、担当者と一緒に居酒屋に行き、そのとき初めてAさんが保健師であると同時に、地域の組合リーダーのまとめ役であることを知ったのです。
それから縁があって何度かお仕事を一緒にし、彼女はアサーティブネストレーナー養成講座に東京まで参加しに来てくれました。そこからアサーティブジャパンの会員としての長いおつき合いが始まりました。
その後、Aさんは治療の合間に子どもを産み、治療をしながら子育てを張り切ってやっていらっしゃったようでした。
彼女の写真を見ると今も涙が出そうになります。明るくて、面白くて、ひょうひょうとしていて、でも物事をいつも真剣に見つめていたAさん。人と人とをつないで結んで、ネットワークを作るのが上手でした。
私の身近な人間関係でも、がんを患っている人が何人かいます。手術しても、本当の闘いはそこから始まるのですよね。再発の恐怖と闘いながら、毎日を懸命に生きることをそばで一緒にやっていくことしか、今の私はできませんけれども。
Aさんのことがあってから、一日一日を大切に生きようと更に強く思うようになりました。今日一日を、本当に大切に生きること。悔いのないように過ごすこと。生きててよかったと思える一日にすること。
そんなことを、Aさんは教えてくれました。本当に、ありがとう。Aさん。
Aさんのご冥福を、心からお祈りしたいと思います。