AJ代表日記

AJ代表 森田汐生のつぶやきを記します

朝のひととき

今年の5月、6月は大変忙しい日々が続いています。

この3週間は、山口、札幌、都内、大阪、神奈川、和歌山、茨城、三重、そしてまた大阪へ、と、出張の連続です。

年齢のせいなのか、梅雨という気候のせいなのか、はたまた物理的な移動のせいなのか、ここのところ眠っても、眠っても、疲れが取れません。

超朝型の私ですので、夜は9時くらいに床に就き、朝は4時くらいに目を覚ますのですが、最近は朝起きても疲れが取れず、家のわんこに起こされている状況です。

さて。

移動するといっても新幹線や飛行機の中では座っているだけなので、運動不足になります。ですので、朝、気温が上がる前に、ウォーキングを始めることにしました。

一応“犬の散歩”の名を借りますが、犬を従えての軽いジョギングをしています。

朝のウォーキングで楽しいのは、近所の畑の作物の成長を見られることです。意外と知らないでいて驚いたのが、トウモロコシでした。

ウォーキングを始めた頃小さな苗だったトウモロコシが、日に日にぐんぐん成長し、今では私の背丈よりも高くなり、りっぱなトウモロコシを実らせるほどになりました。畑を通るたびに、そのたくましさに目を丸くします。

畑以外でも、近所の家々の庭に咲くバラの花をうっとり眺め、道端のアジサイの花の色に感動し、くちなしの花の香りをかぎながら梅雨時の季節を感じています。

そうしたちょっとした自然の風景を、梅雨の合間のさわやかな朝の空気の中で感じることを、少しずつ楽しめるようになりました。

同じように犬の散歩をしている人たちと、「おはようございます」とあいさつを交わすことも、気持ちのいい時間です。

朝の時間を楽しみながら、出張の日々を乗り切っていくことにいたしましょう。

犬と学ぶボディーランゲージ

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカの社会心理学者のメラービアンは、コミュニケーションで、表情や態度、身振り・手振りなどが55%、声の調子や口調などが38%、そして言葉によって伝わるのはわずか7%だと言っています。

コミュニケーションには、ボディランゲージが9割以上を占めているわけですね。ですから、アサーティブに「何を伝えるか」も大事ですが、それを「どう伝えるか」については、色々と工夫ができそうです。

例えば、苦手な上司に対しても、「大切なことなので、ぜひ聞いていただけますか」と真摯にまっすぐ伝えてみる。立ったまま「これお願い」とぞんざいに頼んでいた部下への仕事の指示を、「これをこの期限でこんな形で出してほしいんだ」と、真横に座って同じ目線で話してみる。

それだけでも、ずいぶんと伝わり方は変わってくるでしょう。

ちなみに、私自身がボディランゲージについて、「なるほど」と痛感するのは、うちにいる犬とのコミュニケーションです(笑)。

犬は人間の言語はほとんど理解しませんので、言葉以上にボディランゲージが大きな意味を占めます。ボディランゲージといっても、単に身振り手振りをつけることではなく、こちらがどれくらい真剣な表情で伝えているか、ということです。

「ダメ!」ということを、攻撃的でもなく受身的でもなく伝えることを、犬を相手にやってみると、以外にできていない自分に気づかされます。

攻撃的になると犬はおびえるか反抗しますし、受身的になっては言うことを聞きません。作為的ではダブルメッセージとなり、理解しません。

大事なのは、真剣な顔をして、真剣な目をして、本当に真顔で、その場で「ダメ!」とはっきり伝えること。そうすると、ちゃんと伝わります。

ほめるときも、心から本気でほめます。そうすると犬も本当に嬉しがります。

犬とのこうした真剣勝負のボディランゲージが、私の日常生活でのコミュニケーションにいい影響を与えてくれているのかも、と、ちょっと最近考えています。

相手にウンと言わせることではない

アサーティブトレーニングでロールプレイに取り組んでいただく際に、よく見られる光景の一つが、「相手がウンと言うまで追いつめてしまう」というものです。

一つの例をご紹介しましょう。
Aさんは後輩のB君に、社内で自主的に行われているゴミ拾いのボランティア活動に参加してほしいと思っています。

「ボランティア」ですから、本人が自主的に取り組むことを原則としています。ですので、参加したくない人は参加していません。しかしB君は、「仕事が忙しいから」という理由でこの2年間、一度も参加したことがありません。Aさんは後輩の教育のためにも、地域社会への貢献のためにも、朝のゴミ拾いのボランティアをやってほしいと願っています。

Aさんは、B君と話のやり取りをしながら、自分の率直な気持ちを伝えてみることにしました。しかしながら、Aさんが説得しようとすればするほど、B君の気持ちは引き始め、表情が硬くなって、「絶対に行くもんか」という雰囲気になっています。

B君の態度に業を煮やしたAさんは、「な、な、とにかく来なきゃダメなんだ。わかったな」と言って、B君を無理やり連れて行くことにしました。B君は、結局は押し切られて納得しないまま、しぶしぶ参加です。

相手に「イエス」の答えしか引き出さないとしたら、業務命令と変わりません。相手に「イエス」か「ノー」かを自分で考えて決めてほしいと本当に願うのであれば、こちらのアプローチを変えなければなりません。

ここでAさんには冷静になっていただき、相手の答えをその場で出させないで、一旦引き下がってもらうことにしました。

「・・・という事情だ。とにかく僕はB君に来てほしいと、本当に心から思っている。そのことは知っておいてほしい。君にも真剣に考えてほしいし、今後行こうと思ったら、ぜひそうしてほしい。ま、今日はここまでにしとく。考えておいてくれよ」

そう伝えて、Aさんは席を立ってその場を離れることにしました。B君はAさんのメッセージをちゃんと受け取って、今度は自分で考え始められそうです。

業務命令と違って、アサーティブな主張とは、自分の主張もするけれど相手からも自分の本当の意見が返ってくるような「対話のできる関係」を目指します。そうであれば、相手を追いつめてしまいそうな場面でも、「一旦引く」ということを心がければ、話し合いを継続していくことができるでしょう。